大手プロバイダであるSo-netとplalaの通信制限の情報について
実際のところどのような制限があるのか調べてみました。
P2P規制を行っていないSo-net
「世界の」という冠詞が付く数少ない日本企業であるソニーを親会社に持ち、
OCNやBIGLOBEなどと並んで大手かつ老舗のプロバイダの1つであるのが
So-netです。
最近はプロバイダ事業に加えて、LTEやWiMAXなどのモバイル回線事業や
光コラボレーション事業なども展開しています。
So-netと言えば、インターネットが一般的に普及し始めた2000年前後に発売した
「PostPet」というメールソフトで30代以上の人にはお馴染みかと思います。
単なるメールソフトではなく、ソフト内のキャラクターの育成、コミュニケーションなど
電子ペット的な要素も含んでおり、当時の若者を中心に大ヒットしました。
かく言う私も恥ずかしながら、
当時付き合っていた彼女と一緒にPostPetをせっせと育成しておりました。
そんなSo-netの制限内容は、auひかり回線を利用している場合のみ
上りの転送量が1日当たり30GBまでとなっています。
先のBIGLOBEやniftyも同様に、auひかり回線を利用している場合のみなので
So-netが制限していると言うよりもauひかりが制限しているものと思われます。
下りの通信については基本的に制限は設けられていないようですが、
夜間帯には通信速度が大幅に落ちるというユーザーの報告もあります。
曜日に関係なく20時以降になると最大で10Mbps程度となり、
酷い場合には1Mbps以下にまで落ち込むことあるそうです。
現状では「So-netが夜間帯に速度制限を実施している」というのが
So-netユーザーの共通認識となっています。
2016年ごろから制限が厳しくなったようで、夜にネットができないのは
ツライということでSo-netを解約したオンラインゲーム仲間も居ました。
P2Pへの制限が現状では実施されていないので、夜間帯の通信速度さえ上がれば
オンラインゲームユーザーにとってはありがたいプロバイダなんですが・・・。
P2P通信を遮断する予定だったplala
OCNを運営するNTTコミュニケーションズを親会社に持つプロバイダが「plala」です。
OCNに比べると知名度で劣りますが、大手とまではいかないものの
NTTグループの一員ということで根強い人気を誇っています。
1998年にネットやメールをテーマにした「WITH LOVE」という民放の恋愛ドラマと
コラボレーションしたことで大きな話題ともなりました。
最近だと「ひかりTV」という光回線向けの映像配信サービスでもお馴染みですよね。
plalaはP2P通信の中でもWinnyなどファイル共有ソフトの使用への制限が
厳しいことで有名です。
当初はファイル共有ソフトの使用を制限するどころか、
ファイル共有ソフトを使用したら通信そのものを遮断という措置も検討されていました。
しかし総務省から違法の恐れがあるという指摘を受けて実装されることは
ありませんでしたが、現状でもファイル共有ソフトを使用すると通信速度が
大幅に制限されるようになっています。
またIIJmioのネットワークも同時に使えるようになる「ダブルルートオプション」を
利用すると、データ転送量の制限も受けることになります。
plala自体はデータ転送量に制限を設けていませんが、
IIJmioには「1日当たり上り15GBまで」という制限が設けられています。
ダブルルートオプションを利用することで、
plalaがメンテナンスや故障時でもIIJmioのネットワークを使えば
インターネットに接続できるという大きなメリットがあります。
しかし同時に「上り1日15GBまで」という他社よりも一段と厳しい制限が
課されてしまうというデメリットもあるんですね。
まとめ
以上、So-netとplalaの通信制限情報についてでした。
1日の転送の制限に上限があるものの普段のインターネット利用はメールや
SNS、オンラインゲームぐらいかなという人はそこまで気にすることは
ないのかなぁと感じてます。
コメント